Sweden LinneMarschen
スウェーデン リンネ記念国際マーチ
竹本の歩いた感想
カール・フォン・リンネ(1707 - 1778)は植物学者で、「分類学の父」と称され、100スウェーデンクローネ紙幣の肖像にもなっています(2013)。
ひょっとするとスウェーデンで一番有名な人。
リンネは1746年に当地 Boras を訪れ、大会のコースにもなっている Rya Asar 周辺を研究調査をし、当地を大変気に入った、とのこと。
行商人の街として17世紀から発展し、現在でも通信販売業者の拠点であるとか。
コケの生えた湿地帯や針葉樹林帯を歩きます。
湿地帯は木道がかなり整備されていますが、追いついていないところもあり、ハイカットの(くるぶしの上まである)シューズがあると快適に歩けるかもしれません。
地元の人はランニングシューズでも上手に歩いておられる(走っている人も結構いる)のですが。
湖も大小多いです。着陸前の飛行機から眺めていると、フィンランド(現地語でスオミ:湖の国)といい勝負と思います。
2013年は残雪の上を歩くことができました。例によって車中泊をしていると朝、霜が凍っている!
地元の方はこうおっしゃっていました:
『ほら、野草の花が全然咲いていないだろう。今年は冬が長くて、すべてが2週間から3週間遅れているのだよ。』
ここで野草の花というのはアネモネが多いそうです。
あ、あと参加費がお高いのですが、5kmおきのドリンク、10kmおきの軽食(サンドイッチ、バナナ、りんご、ヨーグルトなど)が参加費に含まれています。
逆にお金を持っていても、コース上ではほとんど買える場所はありません。
国際ウォーキング・IMLマスターウオーカーを、有休節約し安価に目指すサラリーマンのための実体験記
語学 :
基本的には英語が通じるが、安スーパー等では通じないことも。
簡単なスウェーデン語
ありがとう :タク
ゴール :マル
データ :2013年4月(GW期間中)
必要な有休 :金、1日間(最短で金曜に日本を出発し、金曜中に Boras に到着できます。)
必要な予算 :33万円(全然安くないが、ベルギー大会と合わせてGW中に発着)
スケジュール:(すべて現地時間)
(金曜日)
関空 10:20 発のアムステルダム乗り換えイェーテボリ(ヨーテボリ、ゴッテンベルグとも)行きに乗る。
アムステルダムでは乗り換えが定刻で1時間10分だった。なのに30分延着した。急いでパスポートコントロールとセキュリティチェックを経てイェーテボリ行きの搭乗口までたったの22分。
オランダもスウェーデンもシェンゲン協定加盟国。定刻40分前など時間のないときは優先レーンでパスポートコントロールを受けられる。
うん、確かに人間は間に合った。が……。荷物は間に合わずロストバゲージになってしまった。
夜イェーテボリ到着。ボラスはレンタカーで30〜40分の距離にあるのだが、ロストバゲージの情報収集のため最終便が到着するまで空港に留まる。
結局別の便に載せられたらしく、次の日の午前中に届くとのこと。
空港からボラスまでバスが何便かあるが、完全事前予約制(当日券は買えません(2013))
(土曜日)
42km歩く。晴時々雨。08:00 スタートで 17:30 にゴールした。
3km地点に動物園があり、ライオンの家族がいる。えーと、こんなに寒くて大丈夫なんですか?
ゴール後会場 Boras Arena そばのスーパーで食料調達。会場そばのスーパーは Willy:s と ICA の2つがあり、どちらも日本発行のICクレジットカードが使える。
磁気ストライプのクレジットカードは使う人が少ないらしく、対応状況は不明。
(日曜日)
21km歩く。晴れ。09:00 スタートで 14:30 にゴールした。
2日目は 09:00〜10:00 がスタート時間となっていたが、実際には1日目と同じ 08:00 からスタート可能で、現に5〜6人が出発していった。
1つ目の坂に続き、より斜度のきつい2つ目の坂を登り切ると、Ryssby Klint という天然岩の見晴らし台がある。
15:00 にIML表彰式。
(月曜日)
レンタカーで、Boras から南西にある海岸城塞都市 Varberg、同市そばの世界遺産「ヴァールベリの無線局(グリムトン長波海岸局)」、イェーテボリを観光。
イェーテボリの information がある商店街を食料を調達していると、なんと全館停電した。非常灯がつくまで店員さんは懐中電灯、え、客もマイ懐中電灯を出してそのまま食べている!
(火曜日)
ベルギー大会と、ベルギーの地方IVV例会に参加するためパリ、シャルル・ド・ゴール空港へ。
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